今回は、名詞以外で、「〜です、〜ます」と表現する方法をご紹介します。
해요体と呼ばれる敬語の表現を表す方法は、大きく分けて、下のように3つあります。
① 아요型「あよがた」(語幹の最後の母音がㅗ、ㅏ)
② 어요型「およがた」(語幹の最後の母音がㅗ、ㅏ以外)
③ 해요型「へよがた」(〇〇하다の単語)
以上の3パターンに分かれます。
そして、今回は①の「아요型」について解説していきますね!次回は②について解説します。

ちょっとこれだけ見てもさっぱりわからないよぉ〜

安心してください!例とともにゆっくり解説していきます!
と、その前に「語幹」について、おさらいしておきましょう。単語ごとの語幹が何になるのかを把握できなければスムーズに進めないのでしっかり覚えておきましょう。
語幹についておさらいしよう!

語幹とは、どういうものなのかというと…。
語尾が変化する語の、変化しない(と見なす)部分。
辞書では、このような意味になっていますが、分かりづらいですね。
では、韓国語で語幹はどう見つけるのか。 簡単に言うと、
「〇〇다という単語があった時に、다の部分を取ると語幹が残る。」この方法で語幹を見つけていきます。
しっかり覚えられるように、単語で見てみましょう。
가다 – 다 = 가
「가다[かだ]行く」→「다」をとる→「가」が語幹になる。
単語帳などに書いてある単語は、このような方法で語幹が何かを判断することができます。
今回の解説では、語幹の種類を見分けて適切な変換方法を適用していきます。
「 아요型 」の変換方法は3つ
※語幹の最後の母音が「ㅗ」もしくは「ㅏ」の場合に「아요型」が適用できます。

1、パッチム有りで、最後の母音が「ㅗ」か「ㅏ」→「아요[あよ]」をつける
2、パッチムがなく、最後の母音が「ㅏ」の場合は、「요[よ]」をつける
3、パッチムがなく、最後の母音が「ㅗ」の場合は、「ㅏ요[あよ]」をつける
「아요型」は、このように3つのパターンに分けることができます。
こちらの、3パターンを覚える方が、より活用しやすいです。
では、それぞれのパターンを、詳しく見てみましょう。
1、パッチム有りで、最後の母音が「ㅗ」か「ㅏ」→「아요[あよ]」
単語で見るとこんな感じです。
달다[たlだ] (甘い) → 달아요[たらよ] (甘いです)
달다[たlだ]は、「甘い」という意味です。まず、「달다[たlだ]」という単語の語幹を見つけましょう。
「다(だ]」をとると、「달[たl]」が残ります。この「달[たl]」が語幹となります。
語幹の「달[たl]」を見ると、最後の母音が「ㅏ」で終わり、「ㄹパッチム」があるので、「아요[あよ]」がつきます。
달[たl] + 아요[あよ] = 달아요[たらよ]
「달아요[たらよ]」は、「ㄹパッチム」が「아」の「ㅇ」の部分に移動し、発音するので「달아요[たらよ]」となります。
このパターンの変化では、パッチムが移動して発音が変化するので注意しましょう!
連音化などの発音変化について、もっと詳しく知りたい方はこちら↓
2、パッチムがなく、最後の母音が「ㅏ」の場合は、「요[よ]」をつける
このパターンは、「다[だ]の部分に「요[よ]」を入れて終わりです。
가다[かだ] (行く)→ 가요[かよ] (行きます)
「다(だ]」をとると、語幹の「가[か]」が残ります。パッチムが無し、かつ、語幹の最後の母音が「ㅏ」で終わるので「요[よ]」がつきます。
入れ替えて終わりなので、すぐ覚えられると思います!
가[か] + 요[よ] = 가요[かよ]
このパターンは、「요[よ]」のみをつければ良いので簡単ですね!
その他にも、このようなものがあります。
例
・사다[さだ](買う)→ 사요[さよ](買います)
・나다[なだ](出る)→ 나요[なよ](出ます)
3、最後の母音が「ㅗ」パッチムがなしの場合は、+ㅏ요[aよ]
「보다[ぽだ]」という単語でやってみましょう。
보다[ぽだ](見る) → 봐요[ぱぁよ](見ます)
「보다[ぽだ]」の語幹は、最後の「다」をとればいいので、「보[ぽ]」です。
보[ぽ]の母音をみると「ㅗ」ですね。「ㅗ」がある時は、「+ㅏ요[aよ]」を語幹につけます。
ではつけてみます。
보[ぽ] + ㅏ요[aよ] = 봐요[ぱぁよ]
「봐요[ぱぁよ]」となります。
このパターンは、「ㅏ요」をそのままつければ完了ですので、簡単かと思います。
他にはこのような単語があります。
例
・오다[おだ](来る)→ 와요[わよ](来ます)
最後に
敬語表現への変化については、単語を見てどのようなパターンの変化になるのか考える必要があるので、慣れが必要です。
スラスラと会話がしたい人は、単語を見てすぐに変化できるようになると、会話でかなり役に立ちます!
今回は、「아요型」(語幹の最後の母音がㅗ、ㅏ→+아요)の場合の解説でした。
次回は、「語幹の最後の母音がㅗ、ㅏ以外→+어요」の場合を解説します。少し複雑になると思いますが頑張っていきましょう!
それでは、アンニョーーン!!
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